著者に向く人・向かない人。
連日猛暑の東京ですが、
今朝は一転、涼しい風が心地よい朝になりましたね~。
という世間話はそこそこに。
昨日は神保町にある、某出版社さんへ伺ってきました。
お手伝いさせていただいた本をきっかけに、サイトからご連絡いただいたのですが
とても有意義な時間でした。
企画を数点、ご提案させていただきましたよ。
その時のお話も含めて、最近、他の版元編集さんからも聞いた
今日のテーマ「著者になれる人・なれない人」について。
「著者には書いていい人と、書かない方がいい人っているんだよね~」
と編集さんに言われ、一瞬、そんな区別ってあるのかと思いましたが、
確かにそういうフレームって必要なのかもしれません。
では、「著者に向く人」というのはどんな人なのか?
個人的にはざっくり分けて3つあると思います。
1.無から有を生み出せる人
2.過去から学んだことを突き詰められる探求心と、
新たな視点を持てる人
そしてやはりここでも大事なのが
3.人間力(キャラが立ってる人も含む)
例えば1=「無から有を生み出せる人」。
もちろん、メインテーマとして「料理」があるとしましょう。
「男子ごはん」とか、「時短レシピ」「節約ごはん」などなど。
料理本はそれこそたくさんあるのですが、切り口次第という話になりますよね。
それらについて、どんどんアイデアが湧き出てくる人・書ける人というのは
才能ですね。
それに合わせて絶対的視点として「読者がほしがる情報かどうか」を
見極められる感覚が大事です。
2については1とリンクしている部分もありますが
過去の失敗経験・負の要素をどう乗り越えたか。
昨日お話を伺ってきた編集さんも、肝としてとても大切と同意見でしたが、
自己啓発系の本を書く人は、とくに考えてほしいところです。
ちなみに以前、プロフィールについてもご紹介しましたが、
「負」を乗り越えた人の言葉・生き様には不思議な説得力があります。
そして、もしかしたら最も大切なのが3かもしれません。
例えば
編集さんが提案してくれる改善点について、謙虚に受け止められる人は
次の本も一緒にやりましょうと声をかけてもらえる可能性が高いのです。
執筆は孤独な作業ですが、本はチームで作り上げるもの。
編集さんはもちろん、デザイナーさん・イラストレーターさん、
写真があればカメラマンさん。
そして、本ができたら営業さん、書店員さん・・・
みんな一丸となって良い本を作ろう、たくさんの読者に届けようとしてくださいます。
その背景を理解している著者になれるといいですね。
では、著者に向かない人とはどういう人か。
少々乱暴な結論を承知で書きますが、
つまりは著者に向いている人の真逆というわけです。
・無から有を生み出すことが苦手な人=原稿が遅い
・読者がほしがっているテーマであると決めつける
・本は著者ありきと思う人
こうして書くと、なんだかもったいないという印象ですね。
しかし。
こうした人は「監修者」向きと言えるのです。
監修者として本を出せばよいのですね。
監修者向きの人は逆を言えば、セオリー通りにきっちり仕事ができる人。
事務系タイプの人と言えるでしょう。
今までコツコツと手がけてきたテーマについて書かれた原稿を
期限までにきっちりとやり遂げてくれます。
著者と監修者では印税にも差があります。
しかしながら、自分の名前が世に出ることに変わりはありません。
世に出す以上、責任は重く圧し掛かります。
最終的にはそのプレッシャーに打ち勝てる精神力も
必要になりますが、
ともあれ、出版を考えた場合、自分のタイプを冷静に見極める目は、
とても大事だといえるでしょう。
客観視が難しい場合、歯に衣着せぬ身内の意見に耳を傾けてもいいかもしれません。
と言うわけで、今回はここまで。
次回は「テーマについて」にしたいと思います。
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