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魔女の本棚

出版で人生のアクセルを踏む!書籍企画のノウハウや雑記など。

追記(出版準備編)

「次回は企画の書き方です!」

と、今朝書いたばかりなのですが、

※出版準備編はこちら→12月4日朝分

 

書き終わってから

「これはぜひ、お話しておかなくちゃだわ!」

と思ってしまったので追記です(笑)

 

===

前回、まとめとして

・本を出して、何の専門家と呼ばれたいのか

ブランディング

・そのために過去どのような経験を積んできたか

 

・それを、どれだけ多くの人が望んでいるか。

 

と書きましたが、

この中の2番目にある、

過去どのような経験を積んできたか

について、ありがちな残念例をご紹介します。

 

女性の方に多い傾向ですが

過去の経験として

1.自身の離婚やDVなど、悲惨な体験談について書きたい

2.人を元気づけるような自己啓発系エッセイを書きたい

(できれば写真やイラストを前面に出して)

3.業界の裏話を書きたい(主にキャバクラなど風俗系が多い)

 

他にも色々ありますが、

まずこういう内容は十中八九ムリです(笑)

というか、商業出版には向いていません。

 

理由。

まず1.について。

離婚やDV、シングルマザー、貧困、マタハラセクハラの類。

ご本人は思い切ってぶっちゃけることで、

同じような境遇にいる人たちの励みになるのではと真剣に考えるようです。

(時には感情移入のあまり、書きながら涙する人なども)

 

が、ぶっちゃけ人の悲惨話(私はコレをオ●ニー企画と呼んでます→下品でスミマセン)を、お金を出して買う人はいませんよね。

ブログで見かけるだけで十分。

しかも、それらを克服するためのノウハウが書いてあるのなら

まだ話は変わってきますが、

終始ぶっちゃけ話で、しかも過去をまだ引きづってる感のある内容だとしたら

救われないばかりか、読む側も気付きを得るどころか

余計に落ち込んでしまいます。

 

ちなみに、逆パターンで

「自分が面白いと思ってやっていることを紹介したい」

というのもありますが、

これも難しい。

 

それがサブカルでもエッセイでも、多くの人の共感・心を揺さぶる内容であれば

話は変わりますが、

単純にただ楽しんで目立ちたいだけの本だとしたら厳しいです。

 

で、双方に言えるのですが、そういう場合

・第三者の感想を聞いて、客観的に自身の企画を考える

ことが大事になります。

 

そして、上記を踏まえた上での1と3。

 

3の「業界裏話系」これらは一時期、結構ありましたので

未だにジャンルは確立されている感じです。

代表的なのが

タクシー業界の裏物語とか、

現役ナースの裏物語など。

 

かくいう私も某業界歴が長かったので、

知り合った編集者たちは自慢げに裏話系企画を提案してきました。

 

でも、つまらない(笑)

致命的なことですが、著者がつまらないと思う企画は書けません

 

・書いてる時を想像すると何だかワクワクする

・この本を出したとき、どんな自分になっていたいか

 

というイメージが明確でないモノは、

出しても憂鬱になるだけです。

 

それでも

・裏物語とはいえ、多くの人の役に立つ情報

が盛り込まれているのであれば、それはちゃんとした実用書にもなり得ます。

 

そして最後に2の、自己啓発系エッセイ。

ヒーラーさんとか、カウンセラー系に多い企画ですが、

 

正直、どれも似たり寄ったりです(笑)

 

最近また引き寄せ系が流行ってみますが、

どの本にしても、どこかで聞いたことや見たことがある内容だったりしますよね。

 

で、読んでみたもののガッカリするパターン。

 

それでも売れるのは、

・著者自身に販促力がある場合(講演会やクライアントなどの囲い込みができる)

・ありそうでなかなかない切り口がある

 

他にも要素はありますが、代表的なのはこんな感じ。

 

しかし、著者の販促力や資金力に目をつけて出版を持ち込む版元は

それらがなくなったら長続きしないのも事実。

だからこそ、著者自身が必死に販促活動に精を出すことになるのです。

 

あと、エッセイにありがちなイラスト・写真の多用希望。

 

制作費を出すのが厳しい、今の出版業界事情だと

敬遠されがちです。

 

例外は著者がイラストレーター・写真家という場合。

これなら制作費は印税の中にちょっと載せればいいだけです(笑)

 

===

というわけで、長くなりましたが、追記として今回のまとめ。

 

 ・第三者の感想を聞いて、客観的に自身の企画を考える

 ・裏物語系はお役立ち情報を含めて

 ・著者自身の販促力だけに振り回されない

 

という感じでしょうか。

 

次回こそ、企画書の書き方!です(笑)