魔女の本棚

出版で人生のアクセルを踏む!書籍企画のノウハウや雑記など。

ブログの書籍化は可能?

暑いですね。。。

そんな中、最近、出版コンサル希望の方が相次いでおります。

お待たせしている状況で申し訳ございませんが、

順次回答しておりますので、今しばらくお待ちください。

 

と言うわけですが、そんな折

・ブログの書籍化は可能?

というお問い合わせが多いので、

こちらでもお答えしておきますが・・・

 

基本的には可能です。

しかし、ブログ記事がそのまま使えるかと言えばNOです。

 

理由は

・読者はただで読めるブログ記事を、

あえてお金を出して読まない

・だから、ブログ記事を書籍向け文章にする

もうひと手間が必要

 

ただし、当初から書籍化を狙ってブログを書いている方もいます。

たとえば、出版のお手伝いさせていただいた岩本さん。

 

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彼は去年3月ごろから書籍化を目標にブログをこつこつを書き始め、

その後、ご縁があり出版が決まった方のお一人です。

 

ブログは開始したばかりでしたが

コンテンツは十分にあり、それをベースに

版元さんと再度打ち合わせしたうえで

書籍化に向けた新たなコンテンツをプラスしました。

 

もうお一方はこちらの本。

 

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☆姑は外国人(小倉マコ原作・なとみみわ漫画・角川書店

 

こちらも元々、原作の小倉マコさんのブログ。

企画書を拝見して、これは漫画にした方がより躍動感のある

内容になるかも……ということで、

なとみさんにご相談し、コミックエッセイとして刊行となりました。

 

ご紹介したのはほんの一例ですが、

ともあれ、ブログから書籍化という流れは、一億総ライター的な昨今において

すっかり普通の光景ですね。

 

しかし、花にたとえたらブログは「種」。

書籍化するにはもうひと手間が必要ということです。

 

それがなんであるのか?
ということを、出版コンサルでお伝えしています。

 

良質な種が花開くまで、必要な肥料や環境を知っていただき

大事に育てていただけたらいいな~と思っています。

 

出版コンサルティング - 出版コンサルティング・オフィスアビーム

 

 

 

 

 

 

 

企画を持ち込みたい人・企画がほしい人。

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そろそろお盆時期ですね。

出版業界も、長期休みに向け、

どことなくスローダウンしているような空気が漂っております。

この時期はたいていそんな感じ。

 

しかし。

お盆を過ぎると、年末進行に向けてぐあ~~~~っと動き出す。

それもこの業界のいつもの風景なのであります。

 

それを裏付けるかのように、ここ数日
「企画を紹介してほしい」という版元さんからのお問い合わせを

連日いただいております。

 

なんだか矛盾してますよね。

持ち込んでもなかなか採用に至らないと嘆く著者さんもいれば

企画が足りないと嘆く版元編集者さんもいるわけですから。

 

ちなみに

・企画、著者は自分の足で見つけてこい!(エージェント・フリー編集者との取引禁止)という理念の版元

・どんな方法でもいいから、とにかく良質の企画を!という理念の版元

 

ざっくり分けるとたいてい上記2つのパターンに当てはまるようです。

 

しかし、いずれにしても、版元さんは企画をほしがっているのは間違いない。

 

ということは、著者さんのスタンスとして

 

・確率を少しでも上げる方法を心得ておく

・可能性のある窓口を積極的に広げる

 

というのは大切な要素。

 

何でもそうですが、待っていても誰も見つけてくれませんからね(笑)

 

でも、どうすればいいの?

という方のために、9月に第二回目の出版お茶会を企画中。

版元さんへご紹介できる著者さんとの出会いを、私も絶賛募集中です(笑)

 

詳細は今しばらくお待ちください。

 

※ちなみに写真は旅行で立ち寄った、武雄図書館。

内容とは全く関係ありませんが、夏休み中、暇を見つけては

近所の図書館に入りびたり、新たな企画を考えてます。

至福。

 

著者に向く人・向かない人。

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連日猛暑の東京ですが、
今朝は一転、涼しい風が心地よい朝になりましたね~。

という世間話はそこそこに。
昨日は神保町にある、某出版社さんへ伺ってきました。
お手伝いさせていただいた本をきっかけに、サイトからご連絡いただいたのですが
とても有意義な時間でした。
企画を数点、ご提案させていただきましたよ。

 

その時のお話も含めて、最近、他の版元編集さんからも聞いた

今日のテーマ「著者になれる人・なれない人」について。

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「また一緒に仕事したい!」と思える編集者はココが違う

久しぶりの更新です……。

前回の更新は2月。

季節はすっかり夏に寄り添う梅雨明け間近となってしまいましたが、

その間、こちらの書籍をお手伝いしておりました。

 

◎アンガーマネジメント・怒りやすい子の育て方(菅野昭子・かんき出版)

 

実は自分もアンガーマネジメントキッズ資格を所持しており、

まさに「怒りやすい子」をもつ母ですが、

アンガーマネジメントは根気よく教え続けることが大事だと痛感中。

かなり微に入り細に入り、てんこ盛りの内容ですが

ぜひとも親子で楽しみながら、

「これならできそう!」というワークだけを実践してもいいと思います。

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今書ける本は、すぐに消える本。

相変わらずマイペースで不定期更新の管理人です。

先週はほぼ打ち合わせで連日外出。

帰宅途中に立ち寄ったブックファースト@新宿店では

蔵出し本フェア」を開催していましたが、そのラインナップに釘づけ。

普通に読めそうな本も沢山ありましたが、

中には戦車全書とか

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はたまた拷問全書などなど・・・

 

オカルト感満載で、さすが在庫些少の蔵出し本だなあと感心しました。

 

そして週末には、3年ほど前に出版のお手伝いをさせていただいた

海洋散骨をテーマにした本「お墓に入りたくない!散骨という選択

の著者・村田ますみさんの運営するカフェの1周年記念マルシェに参加。

 

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今を生きている人は、どことなく死をタブー視する風潮がありますが、

こちらのカフェでは、あらゆる世代の背景にそっと寄り添う終わりの時を

感じながらゆったりと過ごせます。

 

ちなみに、この日は子どもたちでいっぱいでした。

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赤いアロハ姿の女性が村田ますみさん。

 

出版は、間違いなくビジネスを加速させた

そうおっしゃって下さいました。

たしかに彼女が駆け抜けてきた、出版から3年間の軌跡は素晴らしい。

あれからたびたびテレビでもお目にかかるようになりました。

 

けれど、それだけじゃないと思うのです。

 

自分の本を出したい・有名になりたい・ビジネスを成功させたい。

出版を希望される人は、あえて皮肉な言い方をすれば

己の自我が強い人が多いのも事実。

動機はなんでもかまわない。

 

けれど、その背景にソーシャルなエッセンスがなければ

読者の心をつかむことはできないのではないでしょうか。

多くの人に本当に必要とされる本とは、行間から溢れでる、

著者の心そのままの姿だったりするのではと思います。

 

ますみさんはお母さまを亡くされましたが、

死というものを本気で考える大きな転機になったそうです。

 

そして、著書では愛する人を亡くされた方々へのインタビューもあり

私も同席させていただきましたが、

出版後しばらくして私も母を亡くしたので、

とても印象深い本になりました。

 

今書ける本は、すぐに消える本

 

どこかでそんな言葉を聞いたことがありますが、

村田さんのご著書は、出版から3年経った今でも

必要とされる方々にとって、心のよりどころになっていると確信しています。

 

作る側としても、村田さんのご著書のように、

こうした人の心に寄り添う、いわば「天命本」を

地道に世に出していけたらいいな、と思う今日この頃です。

 

※BLUE OCEAN CAFE

東京都江東区の終活コミュニティカフェ「ブルーオーシャンカフェ」

※お墓に入りたくない!散骨という選択(朝日新聞出版社・村田ますみ著)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真田丸に学ぶ、共感を呼ぶ人生のプロフィール。

しばらくぶりの更新です。

このところ、打ち合わせ続きでバタバタしております。

昨日も東京湾が見える版元さんで打ち合わせ。

お天気も良く、いい感じでした。

 

というのはさておき。

今回のテーマは

真田丸に学ぶ、共感を呼ぶ人生のプロフィール」について。

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【ご報告】出版セミナー終了いたしました

週明けからバタバタしてご報告遅くなりましたが、

昨日無事にセミナーを終了いたしました。

場所は飯田橋。今年何かとご縁のある地での開催となりました。

 

セミナーと言っても実際には企画書のたたき台を作るためのワークショップ。

前半は参加者の方が書くべき内容・見せ方を知っていただきました。

付箋が大活躍(笑)

 

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そして後半はより具体的にメインタイトル決め。

いろいろ話をしているうちに、同じ切り口で3つのコンセプトが決まりました。

 

ほぼ半日を費やし、さまざまにお話させていただき、ワークを進めていただきましたが

それでもようやく骨子が決まっただけで、あとは宿題。

 

今後、引き続きやり取りしていく中で企画書を順次修正・作成し、

同時に売り込みを開始いたします。

 

ちなみにこちらは今回よりセミナー企画運営にお力をお貸しいただいている、

イマジネーションクリエイティブ・アキバの執事こと、
方喰さまよりいただいたチョコレート。

疲れた身体にじんわり染みました(^^;)本当にありがとうございます!

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次回以降もセミナーを開催する予定ですが、

今回の内容を踏まえ、時短版など考慮しようと思っています。

またお知らせいたします^^

 

ご参加の皆さま、ありがとうございました!